デイリーF1ニュース(2017年8月19日号)ペレスのシートは意外と危うい?
最新のF1ニュースをコンパクトにまとめてお送りするデイリーF1ニュース。
本日のヘッドラインは以下のとおりです。
- ペレスのシートは意外と危うい?
- ルノー「後半戦はもっと良くなる」
- ウィリアムズの40年間を支えた「音」
それではご覧ください。
ペレスのシートは意外と危うい?
セルジオ・ペレスがフォース・インディアに在籍して、すでに4年目です。
普通ならばそろそろ移籍、となるところですが、上位チームのシートに空きは無く、フォース・インディアも好調なため、来年も契約延長することになりそうです。
「セルジオはまだ署名していませんが、(署名する日は)それほど遠くはないでしょう」と語るのは、フォース・インディアのCOOである、オットマー・サフナウアー氏です。
「常に『プランB』となる可能性があります。私たちが何らかの理由でチェコ(ペレスの愛称)とサインしなければ──私はサインすると信じていますが──、(パスカル)ウェーレインを含めてドライバーを探さなければなりません。彼はそれほど悪くないですからね!」
パスカル・ウェーレインの名前が出てきたのは興味深いですね。
ウェーレインが現在所属するザウバーは、来年からフェラーリのジュニアチームのような扱いになるため、メルセデスのドライバーである彼は放出されるのが確実な情勢です。
フォース・インディアはメルセデスエンジンユーザーですから、ウェーレインがシートを得るかもしれません。
しかしエステバン・オコンもメルセデスのドライバーであるため、その場合フォース・インディアを追われるのは、ペレスの方でしょう。
Source: Force India and Perez contract talks in final stretch | en.f1i.com
ルノー「後半戦はもっと良くなる」
ルノーはイギリスGPでシャシーの大幅なアップグレードを行い、RS17のパフォーマンスを大きく引き上げることに成功しました。
しかし開発リソースに限度があったために、他の更新を遅らせざるを得なかったようです。
ルノースポールF1を率いるシリル・アビテブール氏は、後半戦での巻き返しに期待しています。
「われわれは何を求めているのか把握していた」とアビテブール氏。「しかし車のフィロソフィーに大きな変化があったために、開発には少し時間がかかるとわかっていた」
「われわれにはその部分が必要だったので、ある程度、もしくはほとんど開発を停止することになった」
優先的にやることがあったため、他の開発を遅延させたということでしょう。
「それはフロント周りや、バージボードを含む車体中央、そしてリア周りのための、新しい開発の枠組みを開くものだった」
「今はそれが終わり、シーズンの残りに投入されるものが沢山ある」
コンストラクターズランキングでランクアップが狙えないチームは、後半戦を捨てて来季のマシンを開発し始めるものですが、ルノーはまだ今シーズンを諦めていないようです。
ルノーは26ポイントで現在8位、7位のハースとはたった3ポイント差ですが、6位のトロロッソとは13ポイントも離れています。
新パーツの投入で、どこまで追い上げることができるでしょうか。
Source: Abiteboul sees more potential to unlock at Renault | en.f1i.com
ウィリアムズの40年間を支えた「音」
ウィリアムズが過去に走らせたマシンたちが、シルバーストンに集結しました。
走行したマシンは、1977年にウィリアムズが新チームとして再出発した際に、マーチから購入して走らせたマーチ761や、翌78年のFW06、グラウンド・エフェクト・カーのFW07、6輪の怪物マシンFW08B、「レッドファイブが右に左に」の名実況でお馴染みのFW14B、36歳のデイモン・ヒルに悲願のワールドタイトルをもたらしたFW16、そしてウィリアムズとしてメルセデスエンジンを初めて搭載したFW36などです。
ヒルやジャック・ヴィルヌーヴっぽいデザインのヘルメットは確認できたものの、本人がドライブしているかどうかはわかりませんでした。
ランス・ストロールがFW36に乗り込んでいるシーンはあったのですが。
それにしても、やっぱりF1マシンのエキゾーストノートは良いですね。
特にV10時代の音は最高です。
Source: Williams puts together 40 years of F1 sounds | en.f1i.com
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