ポルシェ新型カイエン ニュル最速SUVの座を奪還すべくパワーアップ&軽量化!【8/4更新】

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現行型の2代目ポルシェ・カイエンが登場したのは2010年ですから、ちょうどフルモデルチェンジの時期です。
3代目となる新型カイエンは、今年9月のフランクフルト・モーターショーで発表されると言われており、開発車両が目撃される機会も増えてきました。

今回は3代目ポルシェ・カイエンの最新情報を、スパイショット画像とともにお伝えします。

更新情報

スパイショットその3を追加し、ショートホイールベース化されたシャシーの項目を追加しました。

スパイショットその2を追加しました。(2017/07/16)

トップ画像の出典: autoevolution.com


新型カイエンのエクステリア

車幅いっぱいに広がったワイドなグリルが特徴。中央にはカメラも見える。

画像の出典: motor1.com

比較画像として、2015年モデルのフロント。
フロントオーバーハングが短くなり、リアドアが前後に長くなっている。

画像の出典: motor1.com

比較画像として、2015年モデルのサイド。
テールランプは明らかにダミー。

画像の出典: motor1.com

比較画像として、2015年モデルのリア。

スパイショットその2(7月撮影)

フロント周りの擬装が無い状態が初めて撮影された。
最近のポルシェのミッションEっぽいヘッドライトとは違うデザインだ。
Cピラーの傾斜がきつくなったようだ。
テールランプは相変わらずダミーのままだ。
テールランプは新型911と同じようなデザインになると言われている。

スパイショットその3(8月撮影)

画像の出典: autoevolution.com

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新型カイエンのエンジン

パワートレインは基本的に、新型パナメーラから流用されます。
また、アウディSQ7 TDIに用いられている、48Vシステム搭載の電動ターボディーゼルも、新型カイエンのラインナップに加わる見込みです。

  • 3.0L・V6ツインターボ(340ps・450Nm)
  • 2.9L・V6ツインターボ(440ps・550Nm)
  • 4.0L・V8ツインターボ(550ps・770Nm)
  • 4.0L・V8電動ターボディーゼル(435ps・900Nm)

パナメーラと同じく、プラグインハイブリッドの「E-Hybrid」も用意されるでしょう。
しかし新型カイエンの発売と同時にラインナップされる可能性は低そうです。
GTSやターボSも後から追加されることになると思います。

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新型カイエンのシャシー

70〜100kgの軽量化が確実視されています。
これにより燃費が改善するだけでなく、運動性能も向上するのは確実です。

新型カイエンはニュルブルクリンクにおいて、SUVの最速タイム更新を目指しています。
2代目カイエンターボSは、ニュルブルクリンクで7分59秒74というタイムを記録し、長らくSUVの王者として君臨してきました。

しかし昨年アルファロメオ・ステルヴィオが、7分59秒00というSUVの新コースレコードを樹立、カイエンはニュル最速SUVの称号を失ったのです。

新型カイエンはニュル最速の称号を取り戻すべく、シャシー性能や空力の向上に力を入れています。
ニュルでテストしている開発車両のスパイショットを見ても、それは一目瞭然です。

ニュルで撮影された開発車両は、2代目のバンパーが使われている。
ホイールには計測機器が装着されている。
この開発車両はV8サウンドを響かせていたとのこと。
リアスポイラーの角度が調整できるようになっている。色々と試しているようだ。

ショートホイールベース化されたシャシー

新型カイエンのシャシーはMLB Evoで、これはアウディQ7と同じものです。
しかし新型カイエンではコーナリング性能を向上させるべく、Q7からショートホイールベース化されたシャシーが使われます

ホイールベースの短縮幅は100mmです。
アウディQ7のホイールベースは2995mmですので、新型カイエンのホイールベースは2895mmとなります。

2895mmという数値は、実は現行型カイエンと変わりません。
ホイールベースは室内の広さに直結するので、新型カイエンの室内の広さは、現行型とほぼ変わらずと考えてるべきでしょう

ちなみに新型カイエンの全長は、現行型よりも長くなるのだとか。
その分だけ前後のオーバーハングも長くなるので、ハンドリングが悪化する要因になりそうですが、ショートホイールベース化で前後重量配分を改善することを優先したのだと思います。

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新型カイエンの価格・発売時期

価格は現行型を若干上回ると見られています。
現行型の日本価格は894万円からですから、標準グレードでも900万円オーバーとなるのは確実です。

9月のフランクフルト・モーターショーでワールドプレミアが行われた後、2017年末か、もしくは2018年初頭に発売されるでしょう。

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