中古車で買うならむしろこれからが旬! フリードハイブリッドの評価・口コミまとめ
モデルチェンジで旧モデルは値下がりする。
サイズ的にはシエンタ唯一のライバルであるフリードハイブリッド。新型フリードが発表されましたが、中古車で買うならむしろこれからが旬と言える車です。
ハイブリッドカーの例に漏れず、フリードハイブリッドも中古価格は高止まりしています。5〜6年前の3〜4万km走行した個体でも、中古価格は今だに180万円前後で推移しており、新車本体価格比で75%以上の価値をキープしているのです。
高すぎるプリウス
プリウスはハイブリッドカーの代名詞なだけあって、上記の条件に該当する個体であっても、フリードハイブリッドより中古価格が高いです。
新車で買う場合には、プリウスの高いリセールバリューは心強いでしょう。しかしハイブリッドカーの中古車は、電池の劣化という不安があります。トヨタの保証は5年または10万kmですから、年式か走行距離がそれ以上の個体を買うのはリスキーです。
電池リスクを吸収するフリハイの安さ
フリードハイブリッドは、現状でも中古価格がプリウスより20万円ほど安く、その差額は電池交換のリスクを吸収するのに十分です。一応6〜7人乗れますし、街乗りでは満足度の高いミニバンです。新型の発表でさらに中古車が安くなれば、魅力的な選択肢になると思います。乗り潰すつもりならば尚のことです。
ただしこのミニバンは、使い勝手などの面で色々と問題点があるのも事実です。フリードハイブリッドの細部に関する具体的な評価は、以下の口コミまとめでご確認ください。
トップ画像の出典: honda.co.jp
目次
- インテリア
- ナビ・電装系
- エクステリア
- エンジン・トランスミッション
- ハンドリング・ドライバビリティ
- 乗り心地・静粛性
- 安全装備
- 値引き額
- 愛車を高く売る条件4つ。買取り、走行距離……では残りの2つは?
インテリア
シート
- ◯シートは薄いわりに座り心地とホールド性が良く、疲れにくい。
- ◯7人乗りの2列目ベンチシートは、子供のオムツ替え等で便利。
- ☓2列目シートのスライド幅が少なく、足元が狭い。
- →3列目を畳んでいる状態では、リクライニングも出来ない。
- ・3列目を跳ね上げて格納するため。
- →2列目を畳んで3列目を使う手もある。
- ☓3列目シートは足元が狭すぎて、正直いらない。
- →どうしても3列目が必要な人以外は、フリードスパイクを。
- ・ただ3列目シートの出来自体はしっかりしている。
室内の広さと使い勝手
- ◯シート・ステアリング・インパネの位置関係が良く、使いやすい。
- ◯ステアリングのチルト調整は全グレード標準装備。
- →テレスコ調整はジャスト&プレミアムセレクションのみ。
- ・シートリフターが無いので、テレスコ調整があった方がよい。
- △助手席のインパネがせり出していて狭く感じる。
- ☓流石にフル乗車だとキツキツ。
インテリアの質感
- ☓車格なりの質感で高級感は皆無。
- →モビリオの方が良かったくらい。
小物収納
- ☓カップホルダーが足りない。
- ☓小物収納が少ない。
- →シーエー産商のコンソールボックスフリード専用ベンチコンソールが便利。
- ・ただしティッシュBOXは入らない。
ラゲッジ容量とシートアレンジ
- ☓フル乗車時には荷物がほとんど載らない。
- →容量は142リッター。
ナビ・電装系
メーター周り
- ◯デジタルメーターは夜間でも見やすく、視線移動も少なくてすむ。
ナビ・バックモニター
- ☓ナビの取付角度が寝すぎで、日光が当たり画面が見づらい。
スイッチ・レバー類
- ☓電池残量と瞬間燃費の切替にパドルスイッチを4回叩くのは面倒。
- ☓シフトノブでエアコンのスイッチが隠れてしまう。
- ☓ハザードランプスイッチが遠い。
空調関連
- ☓エアコンはフロントにしか吹き出し口がなく、なかなか効かない。
- ☓アイストでエアコンも止まるので夏場は暑い。
オーディオ
- ☓リアスピーカーからの音漏れが酷い。
その他電装系
- ☓エンジンを切ると電動格納ミラーが動作しない。
- ☓ルームランプが若干暗い。
エクステリア
外装の質感や特徴、使い勝手
- ◯両側スライドドアはやはり便利。
- ☓パワースライドドアの動作時に警告音がならず危険。
- ☓給油口使用時にパワースライドドアが給油リグを直撃することも。
エンジン・トランスミッション
実燃費
- ◯街乗り:13~17km/L 郊外・高速道路:17~20km/L
- ◯モーターのみでの走行も可能。
- →モーターアシスト距離を増やす運転をしないと、燃費が悪化する。
パワー・トルク
- ◯ハイブリッドは発進加速や上り坂でもスイスイ走れる。
- →モーターアシストのおかげ。
- ・ただしパワー感に乏しく、まるで軽自動車のようで物足りない。
アイドリングストップのフィーリング
- △復帰時に若干もたつきあり。
- ☓徐行運転時に、アイストが意図しないタイミングで作動する。
ハンドリング・ドライバビリティ
走行性能
- ☓剛性不足のためか、ハンドリングはイマイチ。
- →フニャフニャで、コーナーでのロールも大きめ。
- →無限のスポーツサスをつけると安定感が増し、乗り心地も良くなる。
- →コーナリング性能の低さは、純正エコタイヤの影響でもある。
- →ヨコハマのミニバン専用タイヤ・ブルーアースRV-01がおすすめ。
- ・転がり抵抗レベルA、ウエットグリップa
- ・ブルーアースRV-02には185サイズの設定が無いので注意。
- →燃費重視なら、ダンロップエナセーブRV504を選ぶ手も。
- ・転がり抵抗レベルAA、ウエットグリップb
- ☓高速道路でもフラフラする。
小回り・取り回し
- ◯最小回転半径5.2m
- →参考:新型シエンタ16インチ 5.8m, 15インチ 5.2m
ペダルとステアリング、シフトのフィーリング
- △フットブレーキは良く効き、タッチも良好だが、停止寸前に抜ける感じがある。
- ☓バッテリーが満充電になるとエンジンブレーキの効きが悪くなる。
- ☓回生ブレーキの減速度を調整するのが難しい。
- ☓ステアリングが軽すぎて怖くなることも。
- ☓ステアリング操作に対する反応がもっさり。
視界
- ◯視点が高いので運転しやすい。
- ☓室内の景色がフロントガラスに映り込んで気になる。
乗り心地・静粛性
路面からの突き上げ感・ボディのガタピシ感
- ☓マンホールなどの凹凸を通過すると、バタンバタンと突き上げ感がある。
- →そのせいでボディをユサユサと揺すられる。
- →無限のスポーツサスの方がバネレートが低く、突き上げ感が少ない。
騒音・振動
- ◯ハイブリッドには防音材が増やされているので静か。
- △モーターとエンジンの切り替わりで若干の衝撃がある。
- ☓急激なアクセルを開けるとCVTからイヤな唸りが聞こえる。
安全装備
◯=標準装備 △=メーカーオプション ☓=設定なし
名称 | 装備 |
---|---|
横滑り防止装置 | ◯ |
衝突被害軽減ブレーキ | ☓ |
クルーズコントロール | △※1(非ACC) |
車線逸脱警報 | ☓ |
レーンキープアシスト | ☓ |
ブラインドスポットアシスト | ☓ |
ヒルホールドシステム | ☓ |
運転席・助手席エアバッグ | ◯ |
サイド・カーテンエアバッグ | △※2 |
※1 ジャストセレクションのみ。ちなみにクルーズコントロールは、ライバルの新型シエンタ(170系)にはついていない。
※2 プレミアムセレクションには設定なし。
値引き額
本体値引き 10〜15万円
オプション値引き 0〜25万円
値引き総額 10〜35万円
最後まで読んでいただきありがとうございます。コンパクトミニバンに興味のある方は、以下の記事もぜひご覧ください。