シュコダ・コディアックRSがニュルブルクリンク最速の7シーターSUVに!
ニュルブルクリンクの女王として名高いサビーネ・シュミッツが、7シーターSUVのコースレコードを叩き出しました。
シュコダ・コディアックRSで記録したタイムは、9分29秒84だったそうです。
スポーツカーやホットハッチと比較すると平凡なタイムですが、7人乗りとしては驚異的なタイムでしょう。
今回はニュル最速の7シーターSUVについて見ていきます。
サビーネ・シュミッツとは?
ニュルブルクリンクをすでに3万周もしているという女性レーシングドライバーです。
ニュルブルクリンクをレーシングスピードで周回する"Ring Taxi"のドライバーとしても有名で、「世界最速のタクシードライバー」と呼ばれることもあります。
レーシングドライバーとしての実績も十分で、ニュルブルクリンク24時間レースでは2度も総合優勝しています。
しかし彼女を世界的に有名にしたのは、BBCの人気番組「トップギア」への出演です。
トップギアの名物司会者(当時)であるジェレミー・クラークソンと対決したり、商用バンのフォード・トランジットでニュルブルクリンクを攻める姿はインパクト抜群で、一躍人気者となりました。
シュコダ・コディアックRS
シュコダ・コディアックRSは、まだ市販されていない車です。
市販バージョンは、今年9月のパリ・モーターショーでワールドプレミアされると言われています。
ニュルブルクリンク最速の7シーターSUVとなったコディアックRSですが、極めてハイパフォーマンスというわけではありません。
エンジンはVW・パサートなどに搭載されている2.0リッター・直列4気筒ツインターボディーゼルの"BiTDi"で、最高出力は240psと控えめです。
最大トルクに関しては公表されていませんが、パサートと同じなら500NMとなります。
数値としては大きいですが、ディーゼルエンジンとしてはそれなりでしょう。
コディアックRSがタイムアタックで有利な点といえば、デュアル・クラッチ・トランスミッションを搭載した4WDであることくらいでしょうか。
もちろんタイムアタック用に、ブレーキやサスペンションのアップグレードがなされています。
エアロにも若干の変更が加えられているようです。
とはいえこれらの変更が、市販バージョンに引き継がれるかは不明です。
日本車にもチャレンジしてほしい
マツダ・CX-8の登場により、日本でも7シーターSUVの人気が高まっています。
こういうチャレンジは話題になりやすい割に、巨額の予算がかかるわけではないので、日本のメーカーにもぜひチャレンジしてもらいたものです。
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