ソリオバンディットの評価・口コミ なぜこの車がCOTYじゃないの?

スズキ車の評価・口コミ

ソリオバンディット_外観

ソリオバンディットはスズキ車の中でも出色の出来

2015-16の日本カー・オブ・ザ・イヤー(以下、COTY)は、マツダ・ロードスターが受賞しました。やっぱりスポーツ系の車の方が有利なんですかね。

第36回 2015-2016日本カー・オブ・ザ・イヤー決定!!

依然RJCカー・オブ・ザ・イヤーにアルトが選ばれたときも書きましたが、こういった賞は何を基準に選んでいるのか不明瞭なのが問題です。結局エビ・カニ(接待のこと)で決まるんでしょうか。

アルトが選ばれたRJCカー・オブ・ザ・イヤーに違和感

今年のノミネートカーの中から価格、燃費、車内の広さ、走行性能などの総合力で選べば、レガシィアウトバック、BMW2シリーズツアラー、エクストレイルハイブリッド、そしてソリオ/ソリオバンディットの4台に絞られるはずです。

結局ソリオ/ソリオバンディットは、COTYの10ベストカーにも残りませんでしたが、販売は好調なようです。消費者はちゃんとわかっているということでしょう。

ボディタイプ別売れ筋 スズキソリオがトップ5入り

愚痴っぽくなってしまいました。それでは評価・口コミのまとめをどうぞ。

トップ画像の出典: suzuki.co.jp


目次

  1. インテリア
  2. ナビ・電装系
  3. エクステリア
  4. エンジン・燃費
  5. ハンドリング・取り回し
  6. 乗り心地・静粛性
  7. 安全性
  8. 価格・値引き額
  9. 愛車を高く売る条件4つ。買取り、走行距離……では残りの2つは?

インテリア

先代よりもシートがサイズアップし、座り心地が良くなりました。ホールド性も高く、フリードよりも良いとの声もあります。

ソリオバンディット_シート

画像の出典: suzuki.co.jp


ただし座面が高いために、高速走行だと腰高感があります。シートの素材もちょっと滑りやすいみたいです。

室内空間は非常に広く、大人3名+子供2名でも余裕があるほどです。

後席の足元も広く、リアシートはリクライニングもできます。

ソリオバンディット_後席

画像の出典: car.watch.impress.co.jp


リアドアには、ロールサンシェードが内蔵されています。

ソリオ_ロールサンシェード
写真はソリオのロールサンシェード。

画像の出典: autoc-one.jp


インテリアに高級感はありませんが、質感自体は悪くないようです。

ソリオバンディット_インパネ
ソリオバンディットは黒で統一されたシックなインテリア。

画像の出典: autoc-one.jp


充実の小物収納

ソリオバンディット_小物収納

画像の出典: suzuki.co.jp


左上: 助手席のドリンクホルダー。500mlの紙パック飲料が入るドリンクホルダーは便利です。

中央上: 取り外し可能なインパネアンダーボックスもあります。

右上: 運転席ドリンクホルダー。

左下: スズキお得意の助手席シート下収納も健在です。

中央下: センターコンソールの助手席側には、ショッピングフックも用意されています。

右下: 運転席左のドアポケットは使い勝手抜群です。ドリンクホルダーは各席2つ以上用意されています。

シートバックテーブルもあります。

ソリオ_シートバックテーブル
裏側にはショッピングフックがついている

画像の出典: autoc-one.jp


ラゲッジスペースは幅120cm、奥行き52~53cmほどです。9.5インチのゴルフバッグを横置きできますが、やや狭いですね。ただ2WD車の荷室下サブトランクが100Lと大きいので、ある程度はカバーできると思います。

ソリオバンディット_ラゲッジスペース

画像の出典: car.watch.impress.co.jp


後席シートスライドが荷室側から操作できるので、ちょっとだけ荷室を広げたいときに助かります。

ソリオバンディット_シートスライドレバー
リアシートの肩口にレバーがついている。

画像の出典: car.watch.impress.co.jp


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ナビ・電装系

センターメーターですが、違和感はありません。目線の移動量が少なく、視認性も良いと評判です。メーターの無くなったステアリングの前のスペースには、ビルトインETCとUSBポートが収められています。

ソリオバンディット_メーター

画像の出典: car.watch.impress.co.jp


ナビは頻繁にルートの音声指示が入って煩わしいとの批判がありました。全方位モニターは便利なのですが……。

燃費計やESPの切り替えボタンを走行中に操作しづらいのは問題です。

マップランプがありませんが、ナビがあれば問題ないでしょう。

LEDヘッドライトはとても明るいです。ハイ/ローともにLEDなのも好印象です。

ソリオバンディット_ヘッドライト

画像の出典: suzuki.co.jp


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エクステリア

大きく見えるデザインのおかげで、ワゴンRと明確な差別化がされています。バンディットは迫力・高級感ともに十分です。

塗装が退色するとの口コミがありました。リセールバリューにも影響するので、ちょっと心配ですね。

ソリオの両側スライドドアは開口部が大きく、ステップ高が低いので、乗降性に優れています。スイッチを押すだけで開くのも便利です。

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エンジン・燃費

良好な実燃費

2WDの実燃費は街乗り14~21km/L、郊外・高速道路20~28km/Lです。4WDは2WDより1割程度悪化します。

マイルドハイブリッドは燃費だけではない

マイルドハイブリッドの力でスムーズに加速できます。パワフルなわけではありませんが、街乗りでは十分なレベルです。高速の合流では物足りなさを感じますが、スポーツモードにすれば問題ありません。

ISG(モーター機能付き発電機)を用いる最大の利点は、燃費よりもアイドリングストップのスムーズさにあります。セルモーターを使わないため、不快な音や振動がなく快適そのものです。

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ハンドリング・取り回し

軽さは最大の武器

直進安定性が高く、背高な車としては意外と横風に強いです。

コーナーでも安定感の高さは変わらず、少なめのロールでスムーズにコーナリングできます。1トンを切る車体の軽さが効いているようです。

軽から受け継がれた使い勝手の良さ

大柄に見える車体からは想像もつかないほど小回りが効きます。最小回転半径は4.8mです。

CVTのせいで、低速で左折するときに少しギクシャクするようです。駐車場などから左折発進するときなども、スムーズに出ていけません。

アクセルに対する応答が良いです。しかし低速のみならず高速でもステアリングが軽すぎるのはいただけません。

視点が高く窓ガラス面積も広いため、死角が少なく見晴らしが良いです。

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乗り心地・静粛性

ワンランク上の上質さ

ゴツゴツ感が少なく、乗り心地は良好です。

静粛性が高いのも良いですね。100km/h走行時のエンジン回転数は、2500~2800rpm程度に抑えられています。エンジン音が静かなので、逆に風切音やロードノイズの方が気になるとの声もありました。

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安全性

◯=標準装備 △=メーカーオプション ☓=設定なし

名称 装備
横滑り防止装置
衝突被害軽減ブレーキ
クルーズコントロール ◯※1
車線逸脱警報
レーンキープアシスト
アダプティブヘッドライト
ブラインドスポットアシスト
ヒルスタートアシスト
運転席・助手席エアバッグ
サイドエアバッグ ◯※2

※1 デュアルカメラブレーキサポート装着車のみ、アダプティブではない普通のクルーズコントロールが装備される。

※2 前席サイドのみカバー。

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価格・値引き額

本体値引き額 平均11.4万円

オプション値引き額 平均7.9万円

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最後まで読んでいただきありがとうございます。スズキ車に興味のある方は、以下の記事もぜひご覧ください。

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